2021/4/24
奈良県平成緊急内水対策第1号事業 国土交通大臣政務官現地視察
奈良県平成緊急内水対策事業の第1号としてスタートした社会福祉協議会駐車場他内水貯留施設整備工事の竣工祝賀式を本日予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から祝賀式を中止とし、現場視察のみの実施となりました。
小林茂樹国土交通政務官をはじめ、堀井巌参議院議員、佐藤啓参議院議員(経済産業大臣政務官)、国土交通省近畿地方整備局長、奈良県県土マネジメント部長にも完成した現場を見ていただくことができました。
平成29年10月の台風21号により大規模な内水被害が奈良県内で発生したことを踏まえ、平成30年5月に奈良県平成緊急内水対策事業が立ち上げられました。田原本町も長年にわたり内水被害を受けていたことからもいち早く手をあげ、奈良県下で第1号となる貯留整備工事に着手し、竣工を迎えることができました。
従来の治水事業は、国・県・市町村の管轄分野での対策が主となり、流域全体で取り組むことが困難でありましたが、2020年7月に公表した国土交通省「総力戦で挑む防災・減災プロジェクト」の中でも流域治水の転換が大きく取り上げれました。全ての関係者の協働により対策、あらゆる場所による対策「流域治水」のモデルにもなる奈良県平成緊急内水対策事業が無事にスタートできたことに安堵しています。今後も町内であと5箇所の貯留施設を設置予定です。
町の厳しい財政状況の観点から、今回の事業はかなり有利な条件での整備が実現しており、奈良県、国土交通省、総務省の支援がなければ到底実現できていない事業であります。当時の総務大臣である高市早苗衆議院議員にも多大なるご協力をいただき、実現することができました。
また田原本町はソフト事業でも水害対策を進めており、ICTを活用したクラウド型水位監視サーバー、河川を占用している水門の開閉状況をリアルタイムで監視できる堰監視システムも運用をスタートしています。今後もハード整備・ソフト整備の併用で安心・安全で災害に強いまちを目指して対策を進めてまいります。皆様のご協力に厚く御礼申し上げます。
国土交通大臣政務官 小林茂樹衆議院議員 ご挨拶
堀井 巌 参議院議員 ご挨拶
佐藤 啓 参議院議員(経済産業大臣 政務官)ご挨拶
田原本町 担当者による概要説明
内部の様子