2021/4/26
国土交通省近畿運輸局長と意見交換
先日、田原本町で実施している「タワラモトンタクシー事業」や地域の公共交通に関して、野澤和行国土交通省近畿運輸局長等とオンラインで意見交換をさせていただきました。
タクシー初乗り補助「タワラモトンタクシー事業」がスタートして3年が経過し、今後の田原本の公共交通の在り方を令和2年度より検討を開始しています。停留所までの移動距離、待ち時間、利用可能時間など課題が多くあった「デマンドタクシーももたろう号」からタクシー初乗り補助へ転換して3年。利用者の喜びの声が多く寄せられている一方、今後の展開にも国の制度設計が大きく関与します。
タクシー初乗り補助「タワラモトンタクシー」はコロナ禍においても、不特定多数の方と同乗しないことからも令和2年度の利用率はそれほどの低下はありませんでした。またタクシー事業者もこの事業を始めてから、車両の入れ替えなどの設備投資、妊婦タクシーなどのサービス拡充も始まっており、官民が一体となって制度を支えていることが実感できています。
コロナワクチン接種においても、接種会場へはタクシーチケットを配布することとしたのも、このタワラモトンタクシー事業を活用することで大きな混乱が生じませんでした。
このような現場の声を、国土交通省近畿運輸局長と意見交換することにより、今後の制度設計への知見も頂戴することができました。皆様のご協力とご支援により、継続可能な事業へと進めていけることに感謝申し上げます。