2021/9/4
人口増減率ランキング2021
日経BP総合研究所より「人口増減率ランキング2021(野中 賢、調査企画:新・公民連携最前線)」が発表されました。2021.09.01
奈良県で田原本は8位にランクインしています。大阪経済に大きな影響を受けベッドタウンとして発展してきた奈良県において、大阪へ直接鉄道でつながっている自治体の人口増加が明らかな傾向の中、10自治体中、唯一田原本のみ大阪へ行くには乗り換えが必要な自治体です。
ここ数年、保育園定員の拡充、預かり保育の実施、副食費支援、第2子保育料無償化など子育て支援を充実してきたことから、R元年から社会増へと転換していることが数字として現れてきました。政策の成果が数字で表れてくることは本当に嬉しいです。子育て世代が流入することで、世代の若返りが図られ、高齢化による税収構造の変化への耐用性が得られます。引き続き子育て支援を軸にまちづくりを進めてまいります。
一方、町の人口動態の傾向として20代の独身男女の流出が多くなっています。大学卒業後、就職を機に大都市への転出、そのまま移住の流れが確認でき、雇用が少ない奈良県が田原本にも顕著に数字として表れています。やはり企業誘致、働く場の確保が急務です。今後の民生費の歳出増のトレンドをいかに抑え、新たな税収の確保が必要なのが地方自治体の役割です。様々な政策に挑戦していきます。
https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/081700039/081700002/?P=11#naraken
総務省が2021年8月に公表した「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」(2021年1月1日現在)のデータに基づき、2020年1月から12月の1年間の人口増減率をランキング化したものです。ランキングは「人口増減数」ではなく「増減率」を基に順位づけしています。