3月21日（祝）、田原本町人権教育推進協議会研修会として、蓮池　薫講演会「夢と絆〜24年間拉致されていた事実〜」が開催されました。

 

 

今まで拉致被害についての講演会や勉強会には積極的に参加してきましたが、拉致被害に遭われた方のお話を直接聞く機会は初めてであり、コロナ禍で延期を繰り返しましたが、本日ようやく実現することができました。

 

 

実際に拉致にあった時の生々しいしい状況、24年間もの間、北朝鮮で強いられてきた暮らしぶり、楽しかったことや生きがい、自由を一瞬にして全てを奪われた事実、その中でもなんとか言葉を覚え、一緒に拉致された彼女との再会を果たし、日本には戻ることは一生ないという絶望感の中でも、たくましく生き抜いてこられた壮絶な体験と拉致問題の経緯や現状を熱く語っていただきました。

 

 

 

20年前当時、小泉純一郎首相による日朝会談の様子を鮮明に思い出しながら、蓮池様の講演を拝聴していましたが、メディアを通して知り得た事実とはかけ離れた内容もあり、今までの自身の知識の不甲斐なさを痛感した時間となり、共産主義国家のあり方と人民への抑圧による言論統制など、指導者の独断的な考えによる統治は人権を大きく侵害する可能性があることを再認識、現在ロシアによるウクライナへの理不尽な侵攻とも重なる部分があると感じています。

 

 

未だ解決できていない拉致問題を風化させることなく、田原本町でもしっかりと問題提起をして参ります。