2019/9/6
『新しい田原本の3つの未来』実現に向けた2期目への決意
1期の4年間、田原本町で仕事をさせていただいたことに感謝を申しあげたいと思います。4年間本当に多くの皆様にもお世話かけたことに感謝しかありません。
町長辞めろ、田原本から出て行けといった手紙が毎日町長室に届くなど、非情なる中傷・批判をこれほど受けたのも初めて、自分の周りから一気に人がいなくなるのを体験したのも初めてでありましたが、逆にこれほど多くの人々に助けられ、人を信じることができたのも初めてでありました。この4年間は、私の人生の中でかけがえのない期間であります。
私自身この4年間は、町を良くしたい一心で、どれだけ疲れていようとも、どれだけ落ち込んでいようとも、どの職員よりも早く役場に入り、4年間必死に学び、行動し、全力で取り組んできた自信はあります。
前町長が突然辞任されたこともあり、取り組まれていた事業、施策の実現を最優先課題とした4年間。実現できたこと、実現に向け動きが見えてきたことに安心しておりますが、ここで歩みを止めることはできません。
田原本町職員も、40歳の若い町長がいきなり来て、数多くの指示を出し、戸惑われたことと思いますが、一緒に仕事をし、田原本のまちづくりをできたことに感謝しかありません。また田原本で初のタウンミーティングだけでなく、子育て世代とのタウンミーティング、各自治会総会への伺うなど、できるだけ多くの住民の皆さんとコミュニケーションを図ってきたことも政策実現に向けた自信となりました。
2期目のキーワードは
「子どもができたら田原本」
「暮らしを楽しむ田原本」
「年をとっても田原本」
活力あふれる田原本の実現に向け、体力・気力もみなぎっています。町政に全力を投入し挑む覚悟であります。今後ともご支援よろしくお願いします。
9月6日 田原本町議会第3回定例会において、森井議員から私の所信についての質問に以下の内容でお応えさせていただきました。
『新しい田原本の3つの未来の実現』に向けた2期目への決意
私が田原本町政をお預かりいたしましたのは平成28年のことで、今年で4年目ということになります。議員の皆様や多くの町民の皆様方に助けられ、がむしゃらに田原本のまちづくりに取り組み、あっという間の4年間でございました。
前町長が突然辞任され、私が町長に就任した当初は、前町長が取り組まれていた事業・施策を前に向け執行していくことが責務であり、それらの事業・施策が町民の皆様にとってより効果的で素晴らしいものとするため国、県等のあらゆる制度等を活用し、限られた財源の中で検証、検討を重ね取り組んでまいりました。これら事業・施策の推進には、議員皆様や町民皆様方をはじめ多くの方々のご理解とご協力を頂き心より感謝申し上げる次第であります。
日本は今、人生100年時代を迎え、世界でも類をみない勢いで少子高齢化、人口減少が進んでいます。そのため多くの自治体においては、社会保障関係費の伸びや公共施設の老朽化に伴う維持管理経費の増大などによる財政への影響など、中長期的な課題が顕在化する一方、税収の大きな伸びも期待できず、厳しい財政運営が求められています。このような状況の中でいかに行政をより効率的・効果的に運営していくかが私たち地方自治に携わる者にてって大きな課題となっています。
私は、町長就任以後
「子育てしやすい未来を創る」
「住み続けたい未来を創る」
「安心して暮らせる未来を創る」
の3つの未来を掲げ、田原本町に住んでいて良かったと言っていただけるまちを創りたいとの思いで取り組んで参りました。そのためには、まち・人・仕事を繋ぐ工夫が必要であり、働きやすい住みよい環境づくりが必要です。
田原本に魅力的な企業を誘致し、安定した仕事、収入があれば、働き手が住み続けることができ、人口も増え、まちに活気が溢れ、女性の社会進出の後押しをすることも出来ます。そのためには、住民の皆さんとの連携を大切にし、「住んで良かった」と思って頂ける田原本のまちづくりの実現に努めてまいりました。なかでも田原本町の次代の担い手となる大切な子ども達を育てやすい環境整備や、文化活動、生涯教育活動による社会との接点、仲間作りが心の循環を生み出し、なにより健康寿命の延伸にもつながり、全ての年代の町民がそれぞれのライフステージにおいて、日々の生活に魅力や希望を持ち、個性と生きがいに花を咲かせられるように応援するまちでありたいと思います。
私は、田原本町の進むべき指針となります「田原本町第4次総合計画」を平成29年3月に策定いたしました。本計画の目標年次である令和8年度までの残された期間に取り組まなければならない事業・施策はまだまだ残されています。
新たな未来社会Society5.0時代が確実に進みつつある中で事業・施策の推進には、行政の既成概念にとらわれずに自由な発想と行動を持って前向きに挑戦していくことが、地方自治体の役割であり、その責任は今まで以上に大きくなります。そして急激に進む少子高齢化の下で、田原本がその活力を失わずに、今まで以上に輝くためには古代からの多くの歴史的遺産や、豊かな田園風景が残る自然環境を守り、後世にのこすとともに、これらを最大限に活用し田原本の新たな魅力や活力を生み出していくことが、田原本町の地方創生であり積極的に取り組んでいかなければならないと考えています。
1期4年の任期中、私のまちづくりへの思いは、先ほども申し上げましたが、我々地方自治体を取り巻く課題が複雑化・多様化する時だからこそ、私がやらなければ誰がやるのか、という思いを新たにしているところでございます。今後のまちづくりに対する姿勢は、今も何ら変化はございませんし、この田原本を愛し、大切に思う気持ちは誰にも負けないと思っています。
こうした困難な、難しい時期にこそ田原本を愛し、大切に思う心を今まで以上にまちづくりを進める上で政策に創意・工夫を凝らし、「子どもから高齢者まで、誰もがいきいきとした、暮らしを楽しむまち、たわらもと」の実現に向けまして、引き続き、町政に全力を投入し挑む覚悟でございます。皆様方の一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。