2019/10/1
令和元年上半期をふり返って
広報たわらもと10月号では平成30年度決算を掲載しています。ふり返ると、この1年は町が抱えていた長年の課題を解決できた1年でした。
一つは、念願の中学校給食の開始、町立の幼稚園・小学校・中学校へのエアコン設置があります。また、大規模耐震補強工事が完了し、本年4月に認定こども園平野幼稚園が、2園の小規模保育園とともに新設オープンし、新たに乳幼児の受け入れを開始することができました。
今年度は、町の特色を生かした予算としています。半年が経過し、実現に向けて動き出しています。一つは、10月からの幼児教育・保育の無償化に合わせた町オリジナルの子育て支援事業です。
保育料に関する町独自の支援が、国の保育料無償化により必要なくなったことで生じた財源を活用して、奈良県では数少ない、より積極的な支援策として、給食費(副食費)の無償化に踏み切りました。
防災の観点からは、奈良県平成緊急内水対策事業に着手し、町社会福祉協議会駐車場の地下貯留施設整備など順次対応していきます。他にも、防災無線の内容を電話やファックスに発信する災害電話サービスを行っています。防犯対策では、防犯カメラの購入・設置に対し、自治会へ補助金を交付するなど、目に見える形で安心・安全なまちづくりを進めています。
健康対策では、健康ポイント事業の推進の他、町内4ヶ所に全自動血圧計を設置し、大変人気を呼んでいるとのことで、住民の皆さんが積極的な健康づくりができるまちづくりが進んでいると感じています。
限りある財源の中でより良い事業を行うためにも、財源確保には工夫が必要です。今年度はクラウドファンディングも取り入れています。常にアンテナを張り、国・県へ予算要望も行いつつ活用できる制度を積極的に取り入れることを心がけています。
人口減少が進む中、できる限り町の負担を減らし、住民の皆さんに有意義な事業やサービスが提供できるよう創意工夫をこらした政策実現に向けて努力してまいりたいと思います。