2020/4/26
「奈良田原本流鏑馬まつり」が2019年度地方創生賞(交流コンテンツ部門)を受賞
地域の将来を支える名品の発掘、市場開拓、及びそれらを実現する人材や取組を支援することを目的としたふるさと名品オブ・ザ・イヤー実行委員会(内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局、農林水産省、経済産業省)主催のふるさと名品オブ・ザ・イヤーに昨年12月に唐古・鍵史跡公園で開催された「奈良田原本流鏑馬まつり」が2019年度地方創生賞(交流コンテンツ部門)を受賞いたしました。
この事業の目的は、地域の中には日本全体ひいては海外にも通用する潜在力の高い名品やストーリーがたくさん眠っています。ただ、地域の外にいる消費者は、こうした未開拓の資源の存在をほとんど知る機会がなく、また、地域の側もそのポテンシャルをどう伝えればいいのか、戸惑いがあるのが現状です。地域の素晴らしさを域外の消費者に直接伝えようとする「地域のあらたなチャレンジ」をより多くの人に知ってもらうべく、意思を同じくする民間企業が知恵と力を合わせて、地域に眠る名品とその名品を支えるストーリーや取り組みを様々な角度から発掘する。政府の後援も得ながら積極的に表彰することで、地域の将来を支える名品とその市場開拓と“地域のファン化”を支援する。それが、「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」を行う目的であり、理念です。
https://furusatomeihin.jp/2019/winning-prizes/kouryu/02.php
この理念の下、今回の受賞の評価ポイントは以下のとおりです。
【資金面での工夫】
〇企業版ふるさと納税やクラウドファンディングの仕組みを用いて、1年程前から同事業への寄附金募集を行ったことで高い広報効果も得ました。
〇企業版ふるさと納税を活用したことで、金融機関、自動車メーカーをはじめとする大手企業からも支援が得られ、SNSや当日のパンフレット等で積極的に企業支援のPRも行いました。
【誘客・インバウンド面での工夫】
〇支援いただいた企業、関連政治家や在関西の総領事館を来賓として招待した結果、イギリス、フランス、中国、モンゴル、インド、インドネシア、オーストラリア、ロシアの総領事館が参加し、計100名近くの出席者を来賓として迎え、国内外に田原本町を来て見て知ってもらうことができました。
〇奈良県と連携し、県内大学に通う留学生を対象としたツアーを組んだことで、20名の多彩な留学生の参加者も得ました。
〇広域観光協議会と連携し、外交団のツアーを組んだことにより、来賓以外の若手外交官の参加も得ました。
〇外国人来場者向けに、日英仏パンフレットやHPを用意した他、英語での会場アナウンスも行いました。町民の国際感覚も養えました。
【広報面での工夫】
〇流鏑馬の様子がインスタ映えするとして、写真家グループに事業についての情報が広まり、多くの写真家が集まりました。当日の様子がさらに拡散されました。
〇事前に多くのメディアにも働き掛けをした結果、関西テレビやTBSが取材してくれたことで、首都圏の番組でも取り上げていただけました。
〇開催後、「當的」を来賓に記念品としてお礼状と共に送付し、アフターケアを綿密に行い、田原本町ファンを逃さないような努力をしました。
「奈良田原本流鏑馬まつり」開催にご尽力いただいた実行委員会会長をはじめ委員の皆様、地元自治会、関係各位にこの場をお借りして感謝を申しあげたいと思います。
「たわらもとにゅーす」に特設ページを設けています。またご覧ください。