2020/6/23
赤羽国土交通大臣へ要望活動(タワラモトンタクシー事業)
山本かなえ参議院議員の同席のもと、赤羽国土交通大臣に地域公共交通の確保の要望に行ってきました。
田原本町では、私が幼い頃は国道24号線に奈良交通の路線バスも走っており、公共交通機関が路線バスと近鉄電車がある便利な地方都市でありました。しかし今では路線バスもなくなり、唯一のバス路線であった国保中央病院路線も近年廃止となり、住民の移動手段が年々減少している現状です。
平成22年からスタートしたデマンド型乗合タクシー事業は、民間事業者との棲み分け、事前登録の有無、停留所までの移動時間など大きな課題があり、住民アンケートからも数多くの改善点を指摘されていました。試行錯誤を重ね、町民のニーズを踏まえ、高齢者や妊婦さん、障害のある方など、移動に困難を抱えておられる方々を対象にしたタクシー初乗り料金補助事業(タワラモトンタクシー)を平成30年度より実施しています。
平成30年以降、登録者数、実利用者数、相乗り率も大きく上昇し、数多くのメディアにも掲載されたことから全国各地から視察も多く、大変好評を得ている事業です。しかし国からの支援がなく全て田原本町の負担となっています。
路線バス廃止、デマンドタクシー実施、そして初乗り補助事業への時代と共に住民ニーズに応えるために実施しているこの事業を、何とか国に支援していただきたいと赤羽国土交通大臣に直接要望する機会をいただきました。飛鳥ナンバーの取り組みや内水対策、そしてタワラモトンタクシー事業とかなり厚かましく、しかし積極的に熱く要望をさせていただきました。
赤羽国土交通大臣から、来年度に向けて国土交通省としてもしっかり取り組んでいくとのご意向もいただきました。この事業が発展的に継続できるようにしっかりと進めてまいります。
もし視察をご希望の方は、田原本町役場 町長公室 企画財政課(0744-32-2901)までご連絡ください。